花陽浴 純米大吟醸 山田錦 直汲み(30BY)
- 2019/07/10
- 13:21




花陽浴 純米大吟醸 山田錦 直汲み(30BY)
埼玉県羽生市の南陽醸造さんで醸されるお酒です。
当ブログ不動の登場回数1位な銘柄です。
文章を書く前に飲みきってしまいましたが、一つ前の純吟山田錦直汲みも飲んでます。
さて、今回の花陽浴は山田錦の純米大吟醸ですね。
山田錦40%精米、花陽浴フラッグシップの直汲みverです。
酒屋さんで「次の花陽浴は山田の純大だよ~」と聞いたときは、28BYで出た低アルタイプなのかと思いましたが、違いましたね。
さて、このお酒ですが事前情報として「かなり酸が高い」と聞いていました。なんでもオンザロックもオススメとのこと。
かなり酸が立つ花陽浴といえば、真っ先に思い浮かぶのは27BYのさけ武蔵直汲みですが、あれに近い味になっているのか…気になるところですね。
さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香は甘酸っぱいパイン系の香り。
確かにいつものと比べると酸っぱいように思えますが、なにも聞いていなければ違和感を感じる人は少数でしょう。
含んでみると…え?普通に花陽浴してるじゃん!
甘味は強め、いわゆる南国フルーツのような甘味ですね。
とはいえ甘味単体で楽しめるのは一瞬のこと、足早に酸味が合流してきます。
酸味も甘味同様強めのもの、しかし強さの割りに刺々しさは無く、むしろまろやかな酸味といった印象。
甘味と酸味が混ざり合って、まさに甘酸っぱい味わいです。
普段の花陽浴がパインの缶詰だとすれば、こちらは産地で味わう生のパインといった感じですね。
中盤は酸で口内が少しキュッとするものの、雑味などは少ないです。
後味は若干の清涼感を伴った甘い余韻が残ります。
続いてオンザロックで飲んでみると実に爽やか。
味付き天然水のような感じですっごく飲みやすくなります。
酒っぽさは皆無、しかし日本酒的な面白さは残ってます。なのにスポーツドリンクのようにグビグビいけます。
炎天下でこいつを差し出されたら一気飲み間違い無しですね。
「かなり酸が高い」という事前情報から想像していた、27BYさけ武蔵直汲みのような味とは全く別物でした。
その頃はブログはまだ始めていませんでしたが、当時自分が付けていた記録に「若いリンゴにみかんを搾ったような、やや柑橘寄りの味。甘味よりも酸が強い」と書いてあったので、まあ全然違いますよね。
当時の南陽醸造さんのブログで「今年のさけ武蔵は夏向きに工夫しました」といったようなことが書かれていた記憶があるので、おそらく27BYのさけ武蔵は意図して花陽浴の味から外して造られたのだろうと思います。
対して今回の純大山田錦はしっかり花陽浴してる印象ですね。確かに酸は強めですが、全体の味わいは花陽浴の枠内…みたいな?
とにもかくにも美味しいお酒でした。
花陽浴 純米大吟醸 山田錦 直汲み(30BY)
南陽醸造株式会社(埼玉県)
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