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十四代 純米大吟醸 龍の落とし子 大極上生

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十四代 純米大吟醸 龍の落とし子 大極上生

山形県村山市の高木酒造さんで醸されるお酒です。
名実共に現代日本酒のトップと言っても過言ではない銘柄ですね。
あまり連続で書きたくない銘柄なのですが、年内に更新できそうなのがコレしかなかったのです…。

今回頂くのは龍の落とし子を使用した純米大吟醸。
龍の落とし子を80%使用し(20%は記載無し)、精米歩合は35%の純米大吟醸。
その新酒槽垂れ酒です。
龍の落とし子は酒未来と同じく高木酒造さんが開発した酒米で、父方に山田錦と金紋錦を掛け合わせた山酒4号、母方に美山錦を用いて造られたお米ですね。
今年からラインナップに追加された商品らしいです。
ラベルは昔の十四代に近いもののようで、「十四代」よりも「龍の落とし子」が目立ちますね。


さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香はそこまで強くはありませんね。
軽い果実香、それからうっすらとアルコールの清涼感。

含んでみると…ちょっと硬い印象ですね。
甘味の強さは普通~やや強め程度のもの。
十四代としてはサラリとした甘味で、メロンよりもマスカットや若いリンゴに寄っている印象。
酸味は甘味と比較し強めのもので、初日の味わいの主導権を握ります。
この酸がどこか硬い印象なんですよね、キリッとしすぎてて伸びや膨らみがないんです。
雑味やクセが無いのは良いのですが旨味もあまり感じられず、顔だけ良い美少女みたいで正直つまらない印象です。

開栓後は徐々にバランスが良くなり、個人的には4~6日目がベストかと思います。
甘味が立ち、酸も柔らかくなりました。旨味も感じられますね。
この時点での甘味はマスカット、リンゴを中心にちょっぴりメロン的な印象。
柔らかくなったもののやはりやや酸味に寄った甘酸っぱい味わいで、軽いアルコール感はありますが硬くはなくなりました。
ごくごく個人的な意見ですが、いわゆる「十四代」のイメージよりは福島酒に近いようにも思えます。


十四代としてはやや酸に寄った面白いお酒でした。
この値段帯の酒米別であれば、酒未来>龍の落とし子>雪女神といった印象ですね。

さて、これが年内最後の更新になります。
本年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
次回更新は1月5日前後の予定です。

十四代 純米大吟醸 龍の落とし子 大極上生
高木酒造株式会社(山形県)
お気に入り度 8.7/10.0

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コメント

No title

すんさん、どうもです。
今年最後の記事は十四代で締めましたか。豪華ですね!

でも1年ってホントに早いですよね。
僕が横浜へ出張するので、おすすめの酒屋さんは?って
すんさんに伺ったのが今年の1月のことですよ!
(僕的にはついこの間だと思ってました。。)

今年もいろいろとお世話になりました。
来年もまた情報交換を含め、宜しくお願い致します。

では、よいお年を。

Re: No title

P太郎さん
どうもです、コメントありがとうございます!
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。そして、明けましておめでとうございます。
年末は十四代で締めましたが、贅沢な一年でしたね(笑)

さて、昨年は本当にお世話になりました。
僕も件のP太郎さんの出張のことは覚えていますが、もうそんなに前のことになるのですね…
年をとると月日がたつのが早く感じると言いますが、ほんとうのことみたいですね。

至らぬ部分も多い若造ではありますが、今年も仲良くしてくださると嬉しいです。

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