雄東正宗 純米酒 ピンクのにごりさけ 生原酒
- 2018/12/10
- 16:49




雄東正宗 純米酒 ピンクのにごりさけ 生原酒
栃木県小山市の杉田酒造さんで醸されるお酒です。
この「雄東正宗」の他に「発光路強力」や「鴎樹」という銘柄があり、首都圏ではそちらの方が有名かもしれないですね。
「発光路強力」という銘柄からわかるように、強力という酒米に力を入れている酒蔵さんでもあります。
今回頂くのはそんな杉田酒造さんの雄東正宗より、ピンクのにごり酒です。
使用米は栃木県産の五百万石、精米歩合は65%の純米酒。
赤色酵母を使用したものですね。
アルコールは11%、日本酒度は-58、酸度は6.0と赤色酵母らしい変態数値。
このお酒はほとんどが火入れされるらしいのですが、今回頂くのは限定の生酒ですね。
「噴出可能性有」と帯にあるように、開栓には少しばかり注意が必要です。
僕は閉めたり緩めたりを繰り返して5分ほどで開栓できました。
さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香は微かに甘酸っぱい香りが感じられる程度。
ほとんど香らないお酒ですね。
含むと…おぉ、甘酸っぱい!
甘味は単品で見ればかなり強めのもの。
しかし他の味わいと総合して素直に飲めば、おそらくやや強め程度かと。
酸もかなり強く、強い甘味を押しのけて前に出てきますね。
赤色酵母使用のお酒の中でも、比較的酸に寄っていると思います。
実に爽やかな甘酸っぱさです。
そこに元気なガス感、そしてにごりのまろやかさが加わります。
中盤は旨味が膨らむのではなく、酸とガスがまだまだ元気に走り回っているような状況。
終盤でようやく大人しくなり、舌の奥にはまろやかさをまとった甘酸っぱさ、そして舌先には軽い渋味が感じられます。
開栓後は酸がややまるくなるものの、それでもやはり鮮烈です。
いかにもな表現になってしまいますが、酸の立った甘酸っぱいイチゴミルクのようなお酒ですね。
美味しかったけど、僕的にはやはり以前飲んだ五橋の純米桃色にはやや劣るかな?
活性にごりが好きな方、赤色酵母が好きな方、それから普段日本酒を飲まれない方にもおすすめできる飲みやすいお酒だと思います。
雄東正宗 純米酒 ピンクのにごりさけ 生原酒
杉田酒造株式会社(栃木県)
お気に入り度 8.8/10.0
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