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十四代 純米大吟醸 酒未来

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十四代 純米大吟醸 酒未来

山形県村山市の高木酒造さんで醸されるお酒です。
日本酒好きなら知らない人はいないであろう大人気銘柄ですね。
偶然と幸運が重なって、久しぶりに1升瓶での登場です。
せっかくの一升瓶、特別な日に開けたいところですが我が家のチビ冷蔵庫では容量的に……なので購入後即飲みです。

こんな時、業務用のストッカーがあればとも思いますが無いものは仕方ないですね。
実は周りからも業務用ストッカーの購入を勧められていて、中には「譲るよ?」と言ってくれている人までいるのですが、僕的にそこは越えちゃいけない一線だと思っていて、のらりくらりと受け流しています。
そもそもストッカーを購入したところで僕自身の消費の速度は変わらないわけで…どのような結末が待っているかは火を見るよりも明らかですからね。
そういった考えを持っているのに、こういったお酒が手に入ったときに「もしもストッカーがあれば…」とも思ってしまうあたり、やはり酒飲みに保管の悩みは付き物なのだと思います。


今回頂くのは「酒未来」を使用したお酒。
酒未来は高木酒造さんが18年の歳月をかけて生み出した酒米です。
父方は美山錦、母方は山田錦と金紋錦を掛け合わせてできた山酒4号のようです。
十四代はもちろんのこと、くどき上手や而今、東洋美人等、高木酒造さんと絡みのある酒蔵さんの銘柄で使用されています。
そんな酒未来を80%使用し、残りの20%は兵庫県産特A山田錦を使用。
精米歩合は40%、一回火入れですね。

さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香は瑞々しく華やかなメロン系の香り。
いかにも十四代らしいもので万人受けしそうなもの、アルコール感も少なめ。

含むと、甘旨です!
甘味はやや強め、華やかでありながら単純にメロンと言うにはやや軽い、若さを感じさせるもの。
微かにガス感も残っていて、フレッシュな印象です。口当たりも良く、実に飲みやすい。
酸味は普通程度の強さでしょうか、特段目立つわけではありませんが仕事はしっかり果たしています。
中盤では繊細なやや淡い旨味と共に、軽い苦味が感じられます。
後半はやや水っぽさを伴った甘い余韻が残ります。
この甘い余韻がどこか和梨のように思えて、僕的には好印象でした。

先日居酒屋さんで「十四代なんて高いだけで美味くない!」と声高々に演説されている方がいましたが、そんなことはないよ!と確信できるお酒でした。
結局お酒なんて嗜好品であり、美味しさの尺度も人それぞれです。高いから美味いわけでも、安いから不味いわけでもありません、全ては当人の感じ方なのです。
「十四代」はそのプレミア性から槍玉にあがることが多い銘柄ではありますが、少なくとも僕にとっては一升瓶という容器の小ささを恨めしく思う味であったことは確かです。

十四代 純米大吟醸 酒未来
高木酒造株式会社(山形県)
お気に入り度 9.1/10.0

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