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花陽浴 純米吟醸 雄町 直汲み(29BY)

いやぁ、ここのところ毎日暑いですね!
本土に九州、四国はどこも例外なく暑いと思います。北海道はともかく沖縄が「避暑地」となってしまうような7月中旬としては異常事態でしょう。
豪雨による洪水被害に続き、この暑さに見舞われている被災地の方々は本当に大変だと思います。心よりお見舞い申し上げます。
私事ではございますが、広島にお世話になった先生が住んでいて、未だに連絡が取れず心配です。

とはいえ、ブログ的には日本酒紹介しかやることがないですからね
暑さに負けないように、今日も日本酒を飲んでいきましょう!


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花陽浴 純米吟醸 雄町 直汲み(29BY)

埼玉県羽生市の南陽醸造さんで醸されるお酒です。
当ブログにおける登場回数不動の一位。
というか、おそらくこのブログを続けている限り回数で花陽浴を超える銘柄は現れないでしょう。

今回頂くのは水色の瓶、夏季限定の直汲みシリーズの第三段です。
備前雄町を使用し、精米歩合は55%、その直汲み生原酒ですね。
最近の花陽浴の不安要素のひとつであった滓の量も、前回の山田錦と同様に前年並みと言える物になっています。
不安要素という点では滓とは別に「薄青瓶問題」というものがありますね。酒飲み界隈で話題となっているやつです。
これに関しては「酔いどれオタクの日本酒感想記」さんが記事にされていますので、興味のある方は下記のリンクよりそちらをご覧ください。
いっそ数ヶ月寝かせてみようかとも思ったのですが、僕はそこまで自身に対する加虐趣味はありませんし、なにより冷蔵庫の事情を考えて購入後間もなくの開栓です。
まだ準備中ではありますが「薄青瓶問題」に関しては、8月上旬を目安に軽い実験&考察記事を書けたらいいなと思っていたりもします。(あくまで僕らしく、な記事になる予定です)


さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香はややアルコール強めの甘い果実っぽい香り。

含むと実にしっかりとした感じがします。
甘味は強め、そして酸も拮抗する強さのもの。
いわゆるジューシーで甘酸っぱい立ち上がりです。
花陽浴らしくパイン系な感じなのですが、それをのんびり味わうタイプではありません。
甘酸っぱさを追いかけるようにやや癖のある旨味がやってきます。
そして苦味と渋味もやや強めに感じられます。
やや苦渋強めな気もしますが、花陽浴の雄町らしいと言えばらしい味です。
後味は甘酸っぱさと苦味が混ざり合ったものを、軽い辛味で切る感じかな?

二日目以降は苦味と渋味が弱まり、まろやかな味わいに。棘が取れたと表現するのがいいかもしれません。
ややフラットな印象になりますが、それでも苦味は程よく残り、甘酸っぱさは健在。
まったり飲むなら迷わず二日目以降でしょう。

どのスペックでも言えることですが、僕は冬春のものよりもこの直汲みverの方が好きですね。
気のせいかもしれませんが、毎年コッチの方が安定している気がするんです。
幸いなことに薄青瓶問題で挙げられている老ね感とは無縁の味わいでした。
入手難度上昇中の花陽浴ですが、今後も継続的に飲んでいきたいところです。

参考記事:「酔いどれオタクの日本酒感想記」さん  ”日本酒「薄青瓶問題」について”
https://marumechi.blog.fc2.com/blog-entry-930.html


花陽浴 純米吟醸 雄町 直汲み(29BY)
南陽醸造株式会社(埼玉県)
お気に入り度 8.8/10.0



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コメント

No title

どうもです。
若干反応遅れましたが、リンクありがとうございます!

やっぱり一ヶ月以内の即開栓なら問題ないみたいですね。
逆に、「薄青瓶=保存に問題あり」という短絡的な認識は完全に誤解と言えるわけで、この話題を取り上げるときは気を付けないといけないなあと改めて思いました。

実は当ブログの記事にコメントいただいて、私としてもあんまり不用意な発言は慎むべきかなあとクールダウンして、ちょっと間を置いていたりします。その節はありがとうございました。
ただ、このまま時間が経ってほとぼりが冷めたとしても、絶対また再燃するでしょうし、やはり業界として何らかの検証はやって欲しいとは、今も思っています。

まずはこちらの実験&考察記事、楽しみにしています!

Re: No title

まるめちさん
どうもです、コメントありがとうございます!

個人の感じ方ではありますが、今回は全く問題ないように感じました。
まるめちさんの記事にコメントした後に僕のほうも「素人のクセに出すぎたことを書きすぎたか…」とすこし後悔していたのですが、そう言っていただけると幸いです。
僕は正直この問題には消極的だったのですが、反応されているブロガーさんも多いですし、今後の業界のためにも無視できない問題であることは確かだと思います。
ただ、今の状況では「薄青=悪いもの」と考えてしまう人がいるのも確かです。業界としてしっかりとした検証・対応を行い、その結果を周囲に知らせる必要があると思います。

考察記事に関しては実験結果によっては延期もしくはお蔵入りとなる可能性がありますので、実験成功を祈っていてください(笑)

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