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萩の鶴 純米吟醸 別仕込 猫ラベル(夏)

六月も半ばを過ぎ、スーパーでは境港の本鮪が多く並んでいますね。
この境港の鮪は巻網という漁法で獲られていて、資源管理の面ではお世辞にも良いものとは言えません。
一度に大量に漁獲するため処理も甘く、また魚体へのダメージもあり、血栓が見えるものもしばしば……
安価で一般層へ生の天然本鮪が供給できますし、巻網漁自体を否定するつもりはないのですが、魚好きとしては複雑な気持ちですね。
巻網優遇とも言える漁獲枠の割り当てでもかなり揉めてますし、国にはもっと資源や小規模漁業者の生活を考えて欲しいものです。

なんて小言を呟きながら、今日も日本酒を飲んじゃいましょう!


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萩の鶴 純米吟醸 別仕込 猫ラベル(夏)

宮城県栗原市の萩野酒造さんで醸されるお酒です。
「萩の鶴」と「日輪田」の銘柄があり、どちらも日本酒好きの間では知られたものですね。
「メガネ専用」とかも話題になってます。
外飲み、家飲み共に経験ありです。

今回頂くのは可愛い猫ちゃんラベルのお酒。
使用米は美山錦で精米歩合は50%。
通常の純米吟醸とは異なり、大吟醸用の酵母を使用しているようです。
この別仕込 猫ラベルは季節によって複数のバージョンが存在します。
今回は夕涼みしている猫ちゃんが描かれた、一回火入れの夏酒バージョンですね。

さて、それでは早速頂いてみましょう。
上立ち香は甘い果実香に酸が合わさったもの。
程よい強さです。

含んでみると、軽いガスと甘さがいいですね。
甘味は普通~やや強めといった程度。
リンゴとブドウを混ぜた感じの印象です。
酸は甘味から一拍遅れてやってきて、中盤に主導権を握ります。
軽いガス感も相まってフレッシュで飲みやすいですね。
苦味や渋味も感じられるものの、さほど気にならない程度のもの。
後味は軽やかな酸とアルコールの辛味でスッキリと。ほんのり甘い余韻が残ります。

温度が上がると苦味が一気に強くなります。
序盤の甘さと酸はそのままなのですが、酸と入れ替わりで強めの苦味がやってきます。
後味はこの苦味に辛味とアルコール感が加わり、締め付けられるような感じ。

このお酒はしっかり冷やして飲むことをお勧めします!
冷えてれば普通に美味しいです。少なくとも、僕は好き。
今度は火入れじゃなくて生が飲みたいですね。

萩の鶴 純米吟醸 別仕込 猫ラベル(夏)
萩野酒造株式会社(宮城県)
お気に入り度 7.8/10.0(冷えてれば8.5)


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