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日本酒の保管の実験

※今回は半分おふざけな記事です!
気に入らない方はブラウザバック、読んでくれる方も怒らないで読んでいってくださいね!



【目的】
酒飲み、特に日本酒愛好者にとって酒の保管は重要な課題のひとつである。
日本酒の味は製造から時間が経つにつれて変化することが知られている。これは火入れの有無や酒質にも左右されるが、どの日本酒にも共通することである。
保管方法は一般的に氷温(摂氏0℃以下)、冷蔵(摂氏5℃以下)、そして常温に分けられる。
常温での保管において、気温等の環境を明らかにしている例は少ない。
そこで今回は常温にて日本酒を管理して、その味にどのような変化が現れるのかを明らかにすることを目的とした。


【方法】
2016年12月中旬から2017年12月9日にかけて、摂氏10℃(±2℃)、湿度80~95%の環境下で日本酒の保管を行った。
保管の際には瓶を紙で包み、光を遮断した。
保管する日本酒は、八海山 特別本醸造720mlであった。選定理由として、入手が容易であること、加熱殺菌済みであること、酒造年度の違いによる味の差異が少ないこと、大手銘柄であり世間一般の日本酒観と近い味であることがあげられる。
保管したのは2016年11月21日製造のものである。これを2017年11月6日製造の同製品(300ml)と飲み比べて官能検査を行った。
以下保管したものをA、比較用に用意したものをBとする。


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【結果】
1.香り・色味の変化
Bではいわゆる吟醸香がしっかりと感じられるのに対し、AはBと比較すると香りが弱く感じられた。
弱まっているものの似た香りであり、熟成香のようなものは感じられなかった。
また色の変化はほとんど無く、肉眼ではわからない程度のものであった。

2.味の変化
味の面でもAとBで劇的な変化は無かった。
しかし、AはBと比較して甘味が減少し、旨味が濃く感じられた。
また飲み下すときのアルコール感も少なく、よりまろやかな味になった。
BはAにはないさらりとした甘さがあり、飲み下すときの軽いアルコール感も相まって清涼感のあるものであった。


【考察】
以上の結果から、摂氏10℃(±2℃)の環境で火入れの日本酒を保管しても、味にはそれほどの変化が無いことが明らかになった。
しかしながら香り、味ともに変化があり、何も知らずにAとBを飲み比べた場合は、違うお酒だと感じる可能性もあると考えられる。
また、AではBで感じられた甘味が弱くなったが、これは甘味の線の細さによるものであると考えられる。
全体の印象は変わらなかったが、香りが減少し旨味は増加した。印象としては同じスペックのひやおろしを飲んでいるようであった。
今後は味の方向性の違う酒や、生の酒を用いてこの温度帯での味の変化を調べてみたいと思う。


・・・今回はおふざけでしたが、次回は普通に日本酒を飲む予定です。



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