fc2ブログ

記事一覧

二兎 純米吟醸 雄町五十五 火入れ

IMG_2379_20181031164611972.jpg
IMG_2380_20181031164612a92.jpgIMG_2381_201810311646133a0.jpg



二兎 純米吟醸 雄町五十五 火入れ

愛知県岡崎市の丸石醸造さんで醸されるお酒です。
僕は(日本酒ブロガーのくせに)あまり丸石醸造さんについては詳しくないのですが、二兎のほかに「徳川家康」という銘柄があるようですね。
「二兎」といえば人気銘柄の一角というイメージですが、僕が普段通っている酒屋さんでは扱いが無く、ブログでは初登場、家飲みは2回目ですね。

今回頂くのは雄町使用のお酒。
雄町を使用し精米歩合は55%、一回火入れのお酒ですね。
普段ならこの手のお酒で火入れに手を出すことは少ないのですが…僕は二兎とのエンカ率が低いので手を出してしまいましたね。

さて、それでは早速いただいてみましょう!
上立ち香はだいぶ酸に寄った甘酸っぱい香り。
柑橘っぽいかな…?僅かに乳酸っぽい気もする…?

含むとやはり酸に寄った甘酸っぱい味わいです!
甘味は普通~やや強め程度、甘味が単品で感じられるのは含んですぐのタイミングだけ。
すぐに強めの酸味が合流して、口内を甘酸っぱさが埋めていきます。
やはり柑橘系に若干乳酸が混ざったような…そんな印象の甘酸っぱさです。
中盤の旨味の膨らみはそこそこのもの、ただ旨味が膨らむのと同じタイミングで酸もピークを迎えるのでそこまで目立ちません。
後味もやはり酸が中心、キュッと締めるような酸と軽い辛さ、そして舌の根元には苦味が残ります。

二日目以降はある程度か酸が弱まりますね。
この時点でやや酸に寄ってはいるものの甘酸のバランスの取れたいわゆる「イマドキ」な味。バランス面では初日と比べ優れていると思います。
ただ酸味はこのお酒の個性でありアイデンティティであると思います。
そういった意味では初日と比較しバランスは良くなれど、無個性になってしまったと言えるかもしれません。


しっかりとした酸が魅力の甘酸っぱいお酒でした。
僕的にはオレンジのフレーバーティーに角砂糖を一個、さらにレモンを一搾りしたようなイメージのお酒だと思います。本来はフレーバーティーにレモンは邪道ですが、そんな感じの味。
僕は酸が強い(もしくは強く感じる)お酒はちょっと苦手なのですが、甘味もあって酸味一辺倒ではないので美味しくいただくことができました。
エンカ率の低い二兎ですが、今度は生を飲みたいですね。

二兎 純米吟醸 雄町五十五 火入れ
丸石醸造株式会社(愛知県)
お気に入り度 8.6/10.0

↓べ、別にクリックして欲しくなんかないんだからねっ!
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村

日本酒 ブログランキングへ

スポンサーサイト



コメント

No title

こんばんは。
「二兎」の雄町美味しそうですね。最近人気の銘柄で気になっている銘柄の一つです。雄町は酸が魅力ですか。甘さとのバランスが良ければ私好みのお酒かもしれません。
「徳川家康」とか「三河武士」はセントレアのお土産屋さんや名古屋近辺の電車広告で見かけた事があるのですが購入した事は無かったです。
実は私も火入れ酒ですが初めての「二兎」山田錦六十五が冷蔵庫に控えているので、山田錦の味わいも楽しみです。

Re: No title

なまっぴさん
こんばんは、コメントありがとうございます!
二兎美味しかったですよ〜。僕は酸があまり得意では無いのですが、それでも美味しく頂けました。
やはり西の酒屋さんでは地元銘柄も取り扱いがあるのですね、関東ではあまり見かけないので興味はあります。
なまっぴさんは山田錦を買われたのですね、これは感想が気になりますね。
記事になるのを楽しみにしております。

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム